二股の結末

2003年12月2日



昨日の夜、大樹から電話がきた。



これからの事を話し合おう・・・と。




本当は会って話すほうがいいんだろうけど、
今は彩香に会いたい気分じゃないし、
出張先だから、しばらく顔を合わすこともないし、
タイミング的には今がちょうどいいと思うから・・・。と言った。





私のせいでこんな話をすることになったのに
大樹に電話代をかけさせるのは嫌だったので、そう伝えて
「こっちからかけ直すね!」と言って一度電話を切った。





内心とてもドキドキしていた。



これが最後の電話になるかもしれない・・・。



大樹は弘史のことについて何も聞かなかった。
弘史の話をするのではなくて、自分たちの話をしてるのに
弘史は関係ないと言う。



ただ、彩香の気持ちはどうなんだ?って。




失われた信用は取り戻せないかもしれないけど、
2年も付き合ってれば、お前が本気で二股をかけられるような人じゃないこともわかる。


お前の事を全部わかってるわけじゃないし、
見て見ぬふりも出来ないし、
今回の事は、出来ることなら俺の知らないところで
全部解決してほしかったけど、
現に今俺は知っちゃったし、記憶の中からは消せない。

だけど、俺も半端にお前の事好きだったわけじゃないし、お前で最後にするつもりで付き合ってきてる。

好きだから、お前と離れたくないって思いもあるし
好きだから、他の男と関係を持ったお前を許せない部分もある。

俺も頭の中ごちゃごちゃしててさ、
本当はあの場であの男とちゃんと話せば良かったと思うけど
話したくなかった。

口も聞きたくなかった。


こんな私に大樹は精一杯の想いを伝えてくれた。

突き放すこともしなかったし、大きな声をあげることもなかった。

怒らなかった。
終始、穏やかで自分の考えを一生懸命伝えてくれた。


こんなに、素敵な人をこれ以上裏切るわけにいかない。




私も精一杯の想いを伝えた。



私には大樹が必要だ・・・と。
私には大樹しかいない・・・と。
大樹のことが大好きです・・・と。



大樹は、もうちょっと時間をちょうだいって言ってた。

お前とのことは、前向きに考えるから。。。

俺にもお前が必要だから・・・と、言ってくれた大樹は多分泣いてた。



大樹の想いが、私の胸をしめつける。

こんな彼氏がいながら、どうして私は・・・
一時の感情に流されたりしたんだろう。

私には、大樹が一番大切。。。




弘史ともう一度ちゃんと別れ話をしよう!と
大樹と電話を切ったあとすぐ弘史に電話した。



家にいて奥さんもいるとわかってたけど
構わなかった。


弘史はなかなか電話に出ない。



何度コールしても、
何度電話しても、電話に出ない。



そのうち、電源が切られた。





そして、今朝電話が来た。

「実はさ、お前に黙ってたんだけど、
 うちの奥さん妊娠してんだ」


「・・・そうだったんだ。おめでたい話じゃない!」

「違うよ。俺の子じゃないんだ。」


「え?」
「俺は本当に奥さんとはセックスしてないから
 出来るわけがないんだよ」

「・・・」

「本当はお前を束縛するつもりなんてなかった。
 ただ、別れ話を言われたのがショックで勢いで離婚届見せてしまったよ」




「・・・」


「彩香との関係で離婚を決めたんじゃない。
 奥さんの妊娠が理由だよ。
 もう彩香には迷惑かけないから」



「・・・」



「あんなにかっこいい彼氏がいて、
 お前よく俺と不倫なんて出来たな」


「ね・・・」


「大丈夫だよ。お前なら、幸せになれる。
 昨日は本当に悪かったよ。
 彼氏とは平気だったか?」
「わかんない。でも、頑張るよ」

「そっか。お前はわかんないけど、俺はお前とまたこいう関係になれて良かったよ。
 高校の時別れてから、俺はお前に未練たっぷりだったから」



「私も最初は良かったんだけどね」


「もし、また同窓会で会ったとしても
 気持ちは我慢しような」



「大丈夫、もう私は同窓会なんて行かないから・・・」



と、普通に会話をして、
私と弘史の関係は終わりました。



弘史も浮気していたけど
奥さんも浮気していたなんて・・・。


弘史はひとりぼっちになってしまう。



寂しくなるね・・・。弘史。



でも、私には大樹がいる。

これからは、大樹だけを見つめて・・・。



幸せになりたい




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