不倫相手と本命彼氏、ご対面の瞬間・・・私はただ呆然としていた
2003年12月1日相変わらず、弘史と別れてはいない。
それでも私の弘史に対する気持ちはもうなくて、
「うざい」とさえ思ってしまう。
あんなに好きだったのにね・・・。
土日は決まって大樹と過ごす。
それを、知ってか知らずか、
昨日いきなり一人暮らしの私の部屋に弘史がやってきた。
「ピンポーン」
オートロックの玄関はカメラ付きで
画面には弘史が映っていた。
大樹は「誰?」と聞いたけど、私は「新聞の勧誘じゃない?」と逃げた。
このまま居留守を使おう・・・とインターホンを取る気は全くなかった。
それでもしつこいくらい
「ぴんぽーん、ぴんぽーん」と鳴らし続けた。
カメラに映る弘史が次にとった行動。
携帯を取り出した。
「やばい!」
でも、遅かった。
私の携帯の着信音がなった。
電話をしながらカメラに映る弘史、
鳴り続ける私の携帯。
言い訳はもう出来なかった。
大樹は
「知ってる人なら何ですぐに応対しないの?
俺がいるとまずい相手なの??」と言った。
「・・・・・」
「出ろよ」とインターホンを取り、私に渡した。
なかなか出たがらない私に大樹はイライラして
オートロックの玄関を開けるボタンを押した。
そして。。。
弘史を中に通した。
次は自分の部屋のインターホン。
「お前が出ろよ」と大樹は私を玄関まで行かせた。
チェーンをしたまま玄関を開けて話した
「何しに来たの?」
「会いにきたよ」
「もう、こういうことやめてよ。」
「どうして?」
「もう、弘史に対する気持ちは一切ないの。会いたくないの」
「中に入れてよ」
「嫌、絶対に嫌」
大樹がトコトコやってきて、
勝手にチェーンを外し、自分だけ外に出ていった。
「二人で勝手にやれよ。
俺はこういうめんどくさいこと嫌いだから。」と一言言っていった。
・・・終わりだ。
二股がばれた。
大樹を追いかけることも出来ず、
ただ呆然としていた。
弘史はただ「ごめん」と言っていた。
誰を責めるわけではない。
私がちゃんとしてれば、こんなことにならなかった。
その後、大樹に電話をしてもメールをしても
何の反応もない。
運悪く、大樹は今日から出張で会社にも来ていない。
ただ一時の感情のために
私は大切な人を失おうとしている。
一番大切な人を・・・。
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