不倫までの道のり・・・
2003年11月28日弘史とはたった1年しか付き合わなかった。
弘史の周りにはいつもたくさんの女の子がいた。
その度に私には申し訳なさそうな顔はしていても
彼女たちに嫌な顔はしなかった。
登下校、週末はいつも一緒だった。
彼の部活も見に行ったし、
大会にはお弁当持って応援にも行った。
だけど、どこに行っても弘史の周りには
女の子がたくさんいた。
週末デートしてても、後をついてくる子たちはたくさんいた。
彼と話し合うこともなく
ただ、もうこれ以上周りの女の子たちに邪魔されたくなくて、
私から別れを言った。
「弘史の彼女でいる自信がないよ。
弘史のいないところで、たくさん嫌がらせをうけてるんだ、私。
こんな思いをしながら、もう弘史とは付き合えない」
彼は、必死で止めていたけど
私は一方的に別れた。
ずっと同じクラスだったから
毎日会っていたけど、
不思議と気持ちは楽だった。
別れたことを知った後から
嫌がらせもなくなった。
結局私は弱かったんだ。。。
他の女に負けただけ。
そのあと、彼は大学に進み、
私は就職した。
その会社で今の彼、大樹と出会い、
みんなが私たちの関係を認めてくれてる。
お似合いだよ!!と言ってくれる。
大樹は私を大切にしてくれるし、
一番に気遣ってくれる。
たまに、叱られることはあっても
愛されてる証拠だ・・・と素直に思える。
何事もない、平穏な日々がこのまま続いていくと思っていた。
高校を卒業してから7年間の月日を経て
私は弘史と同窓会で再会した。
相変わらず、弘史は誰よりもかっこよかった。
その時、確かに私の気持ちの中に
「もう一度あの頃に戻りたい」という感情が芽生えてた。
弘史も同じだった。
ただ、あのころと違っていること。
弘史が結婚している・・・ということだった。
だけど、再会した私たちの気持ちは
もう誰にも止められなかった。
コメント